からだ

夏の病気

とびひ

体のどこでもできます。虫刺され・あせも等引掻いたりした部分・傷口の部分に化膿菌(ぶどう球菌・連鎖球菌など)がついてできるものです。分泌物(膿など)が他の部位に付着し、体のあちこちに他の人にも広がってしまいます。強いかゆみがあり又発熱をする時もあります。

感染力が強いので注意が必要です。早めに受診し処方された軟膏を塗り、患部をガーゼで覆います。

・登園は可能ですが、患部をきちんと処理しガーゼで覆い保護しましょう。プール・沐浴はできません。

あせも

体のどこにでもできます。特に髪の生え際・首・わき・ひじ・ひざの裏等の汗がたまり皮膚のこすれやすいところにできやすく、かゆみを伴います。爪を短く切り(角が残らないように)、シャワーなどこまめにしスキンケアをはかる。

手足口病

手・足に赤い水疱ができたり、口内炎ができたり、口唇部などにも水泡ができたりします。ひざやお尻等にも見られ、発熱を伴うこともあります。

「治癒証明書」は必要ありませんが、医師の指示に従い登園してください。口内炎等ができた場合刺激性の少ない食べ物にしましょう。

ヘルパンギーナ

発熱が1~4日見られ、咽頭痛があります。

「治癒証明書」は必要ありませんが、医師の指示に従い登園してください。刺激性の少ない食べ物にしましょう。

咽頭結膜炎(プール熱)

喉と目が真赤になり、高熱(39℃前後)が3~5日続きます。咽頭痛・結膜の痛み・異物感・目やに等の症状がみられ、乳幼児の場合吐いたり・下痢をすることもあります。・・アデノウィルス感染症の1つの型で起こります。「治癒証明書」が必要です。

ちょっと気になる夏の病気

日射病と熱射病(熱中症)は症状は同じですが、発症した条件により病名が変わります。

日射病

夏の陽射しの下で、運動や仕事をすると大量の汗をかきます。からだの中の水分や塩分が著しく不足して脱水状態となり、体温調整機能が麻痺することによって起こります。

熱射病

からだの熱を十分に発散できずに、からだの中にこもってしまい、高い体温に対処しきれなくなった状態です。高温多湿下では、室内でも起こります。

*日射病・熱射病の予防 *もし日射病・熱射病になったら・・・

1.昼間、戸外に出るときは必ず帽子をかぶりましょう

2.長い時間、炎天下で遊ばないように日陰で休憩しましょう

3.陽射しの強い時間の外出はなるべくさけましょう。

4.水やお茶など適当な水分補給をしましょう

・体温を下げるため、顔やからだにぬれタオルを当てて仰ぎます。首・わきの下・大腿の付け根にある太い血管を直接冷やします。

・戸外では涼しい場所に運び、衣類をゆるめて寝かせ水分を補給します。
高熱が続く、けいれんが続く、意識を失っているようなときは救急車を呼ぶか、出来るだけ早く受診しましょう。また意識があっても、ぐったりしている場合も同じです。